※その他(Ro装置全般の)技術解説 |
●Ro 逆浸透膜の構造解説:真水用 |
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逆浸透膜とは簡易純水を生産するための人工的な膜の事です。このRo 逆浸透膜に静かにかつ、高水圧を付加する事で、 |
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94〜98%程度の(不純物を除去した)純水がRo 逆浸透膜の裏ににじみ出てきます。 |
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Ro逆浸透膜に必要な圧力は、一般的に約0.5MPa(5kg/cm2)〜1.0MPa(10kg/cm2)で、圧力を加える事で浸透します。 |
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これはRo逆浸透膜のメーカーの全ての商品に共通します(海水を真水にするには、5〜7MPaが必要です)。 |
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●Ro 逆浸透膜の外観 : |
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色々なメーカーのRo 逆浸透膜を分解してみると主材は紙のような物で、この表面に白いビニール状の膜をコーティングしています。 |
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Ro 逆浸透膜の構成は時代劇映画に出てくる巻物のような形をしています。 |
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実際は広くて長いRo 逆浸透膜を、封筒状に加工した上で巻き込んでいます。このRo 逆浸透膜の形状をスパイラル型と表現します。 |
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別タイプでは、中空糸型の膜を使ったRo 逆浸透膜装置も有り、このタイプの長所は、残留塩素に強い事です。 |
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欠点としては水の抜け道が発生しやすく、純水度が短期に低下する事がよく有ります。 |
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●Ro 逆浸透膜への水圧と生産量: |
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Ro 逆浸透膜に加わる圧力が高ければ高いほどRo 逆浸透膜を通過して生産する純水が多く、同時に純水率は良くなります。 |
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しかし反面でRo 逆浸透膜の強度が要求されるわけで過大な圧力
を加えると短命に成ったり破損します。 |
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※低圧操業:長寿命,生産水量が少ない,純水率が良くない等の特徴。 |
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●海水用のRo 逆浸透膜: |
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海水用は前述のRo 逆浸透膜を強化させた膜の事です。海水用Ro 逆浸透膜への運転可能水圧は5.0MPa〜7.0MPa(50〜70kg/cm2)と |
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超高圧の範囲です。・・・従って配管等は総て強化品(主として肉厚のステンレス管)を使用します。 |
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又、海水用Ro 逆浸透膜装置の価格は、前述の真水用のRo 逆浸透膜装置よりは3倍程度の価格と電力がUPします。 |
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(一方で、膜自体の価格は真水用Roの約3〜5割ほどUPです)。 |
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■Ro純水装置の応用や高度知識 |
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・Ro 純水装置とは、Ro 逆浸透膜式の純水装置の事で、およそ除去率94〜98%程度の純水を生産出来ます。 |
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・Ro 純水装置の生産量は、クラス別に約1日250L程度(5万円/式)〜500トン/日程度(約500万円/式)まで、何十種類も製作出来ます。 |
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・超純水 : Ro 純水装置に加えて、イオン交換樹脂装置やEDI(連続電気脱塩)装置や紫外線殺菌灯等を組み合わせて、 |
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超純水製造装置を構成する事が出来ます。 |
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・Ro 純水装置を基本にした超純水製造装置は、およそ18MΩ程度までの純水を生産する事が出来、ほぼ絶縁体と言えます。 |
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・Ro 純水装置を基本にした超純水製造装置のお役目は、医科,理科の実験用水や、半導体産業の洗浄水に使用されています。 |
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・超純水での洗浄の訳は、アルコールやシンナーで製品を洗浄するよりは安全な為です。 シンナー等で洗いますと気化ガスが工場内に充満して |
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いる為静電気が原因で 爆発燃焼する事が過去に有りました。従って超純水での洗浄の方が安全な為です。 |
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・超純水は、シンナー等と同等の洗浄力が有ります。 |